Q&A

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Q1:カウンセリングを受けるか迷っています。どうしたらよいですか?

A:カウンセリングという経験はまだまだポピュラーなものではなく、言葉は知っているけど内容はよく知らないという方のほうが多いように思います。
何かお困りのことがあっても、すぐカウンセリングに行こうと考える人はほとんどいないでしょう。

このくらいの悩みならカウンセリングを受けるまでもないかもしれない。
お金が高いし、効果があるのかな。 どんなことをするのだろう。 など、迷いの種は尽きないのではないでしょうか。

少し端的すぎる表現かもしれませんが、カウンセリングとは何か困ったことが起こってしまったときに、自分自身を見つめなおすことでその事態に対応していける強さを引き出すような作業といえると思います。

誰にでも得意なことと苦手なことがあったり、強い面と弱い面があったり、心地よい経験と嫌な経験があったりします。自分を見つめなおすときに、嫌だなと感じる方の自分やその経験も含めて目を向けなくてはならないということは、辛く苦しい時間や心の痛みが伴ってしまいます。そういったことを、無意識のうちに感じてカウンセリングに来ることをためらうことはどんな人の心にも起こることです。

カウンセリングを受けてみようかなと思ってから数年たってやっと行くことができた。 カウンセリングを受け始めたけど、本当のことを話せるまでには時間がかかった。 一度行ってみたもののその時は苦しくて行かなくなり、数年してからまた行き始めた。 などということも、その方のお悩みが深ければ深いほど当然おこってくることです。

カウンセリングにはある意味、やってみようという思いが大切だと思います。 お問い合わせをいただいたということは、少しでもその気持ちが芽生えているということかと思います。まずは、その芽生えを大切にしてください。

もし今は、行ってみようというところに至らなかったとしても、いずれお気持ちが熟したときにカウンセラーとの出会いがあるかもしれません。

もし今、行ってみようと少しでも思われたら、初回のカウンセリングを受けてみてください。その時にカウンセリングの継続も含めて話し合うことができます。その結果、一度だけのカウンセリングになってしまうこともあるかもしれませんが、またそこで何かが芽生える可能性は十分にあると思います。

Q2:友人と喧嘩したとか恋愛相談のような軽い内容でも相談できますか?

A:どのような内容でもお話をお聞かせください。

例えば、いつも同じようなパターンで友達と喧嘩してしまう。 好きになる人がダメンズばかりだ。 などというように、 詳しくお話を聞かせていただくとその方の心の傾向が、うまくいかなかったと思ってしまう体験を繰り返す要因になっていることがあります。 そうした心の傾向は、その方の歴史の中で自分を守るために身につけ、自分では修正が難しいことが多いものです。そういった部分にも目を向けるきっかけになり、そのことを話し合っていくことができれば、今後の生き方にも変化が生まれてくると思います。

Q3:今日 行けますか?

A:これまでいろいろ悩んで、思い切ってご連絡いただいたのだと思います。 予約状況によりますが、なるべくご希望にお応えできるようにと考えています。

Q4:小学校低学年で話ができないと思うのですが、カウンセリングの効果はありますか?

A:年齢の小さいお子様でも、その子なりにお話をしていただくことはできるように思います。

とはいっても、まだ言葉をうまく使えなかったり、自分の気持ちや考えを伝えることに慣れていなかったりするのも事実です。 当カウンセリングルームでは箱庭療法や年齢によってはプレイセラピー(遊びを通して、その子の心に近づいていきます。遊ぶことそれ自体が心を整えるとも言われています)の準備もあります。一緒に遊ぶことのできる幼稚園くらいの年齢からは、意味のあるやり取りができると思います。

Q5:赤ちゃんや小さい子を連れて行っても良いですか?

A:一緒に来ていただいて大丈夫です。

当カウンセリングルームには幼児用おもちゃやお昼寝用布団の準備があります。 ただ、小さいお子様と一緒ですと十分にご自身の話に集中できないことはあると思いますので、できる限りお子様を預けての来室をお勧め致します。 **お子様の成長や発達が気になるというご相談の場合には、ご一緒に来室してください。

Q6:子供に関しての相談ですが、本人はいきたくないと言っています。

A:まずは困っていると感じていらっしゃる方に来ていただいております。

お母さん、ご両親、おばあちゃんなど問題意識を持った方にお話を伺うことで、その子の現状を理解していくことができると思います。 子供の不登校・非行・家庭内暴力などの困った行動は、お子さん個人の問題だけではなく、家族全体の心のあり様が影響していることも多いものです。それは、例えばお母さんの育て方が悪いとか、お父さんが暴力をふるうからだといったような単純な因果論ではなく、ご両親の生い立ちなど何世代にもわたる苦しみの連鎖や、ご家族を取り巻く状況、家族間の関係など様々な要因が影響していることもあるのです。 “困った”と考える力のあるご家族がその子の課題としてだけでなく、ご自身の課題、ご家族の課題として向き合っていく時に、新しい方向性が見えてきます。 また、お話を聞かせていただく中で、お母さんが元気になること、お父さんが元気になることが子供の力になり、課題を克服できることもあります。

Q7:特に悩みはないのですが、箱庭の体験だけでもできますか?

A:興味を持っていただきありがとうございます。
箱庭体験としてのメニューは設けておりませんが、50分のカウンセリングとして箱庭を作っていただき、お話を伺うことはできます。

どのような理由で興味を持っていただいたのでしょうか?
何か惹かれるものがあったとすれば、ご自身の心に関心が向いているのかもしれません。

箱庭はその方の心の世界の表現といわれていますが、「○○を置いたから△△です」というような解釈があるわけではありません。あくまでもその時の心の状態と一連の流れで心の表現を見ていくものです。ですので、1度の体験で何かがわかるということはありませんが、大きな悩みは無くても自分の心に関心を持ち続けることは、生活をより豊かにすることにもつながります。

少し贅沢かもしれませんが、心のリフレッシュ、心のエネルギー補給などの用途として、たまに箱庭を作ってみるというように利用していただくこともできると思います。

Q8:土日しか行けないのですが、お休みですよね?

A:まずはご希望をお知らせください。
お仕事をされている方など、平日は来室が難しいという方も沢山いらっしゃると思います。現在の所、日曜・祝日はお休みにさせていただいておりますが、土曜日はご希望があればできるだけ開室させていただいております。また、平日も18時30分まではご希望により開室しております。

Q9:嫌なことを思い出したくないのですが

A:とてもつらい体験をされたのだと思います。カウンセリングで準備もないまま嫌な経験を語ることは、二次的に被害にあうことになってしまいます。まずは現在日常で心のよりどころがあるか、カウンセラーとの関係が深まり、カウンセリングルームが安全な場所になっているかなどを話し合い、確認しながらゆっくり時間をかけて準備をしていきます。その後、これからのその方の人生にとって必要であればお話を伺うことになると思います。